Objet d' art

FOCUS

Claude Morin World of Glass

クロード・モラン 

フランス現代ガラスを象徴する作家の一人であり、柔らかな造形と豊かな色彩感覚によって独自の美学を築き上げたアーティストです。光を内包するようなガラスの質感、彫刻的で詩的なフォルムは、モラン作品ならではの存在感を放ち、今日でも多くのコレクターを魅了し続けています. 

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クロード・モランの作品をギャラリーにてご紹介しております。
柔らかな造形と詩的な存在感を持つガラス作品を、ぜひご覧ください。

Objet d’art 

略歴

1960年代末、モランはフランス南部ディウルフィ(Dieulefit)を拠点に活動を始め、1970年に自身の工房「La Verrerie du Bout」を開設しました。妻フロランスとともに制作を行いながら、ベルナール・カステラーニ、アレクサンドル・コスタン、クロード・カニエなど多くの作家たちと交流を深め、活発なアーティストコミュニティを形成しました。1970年代半ばにはドイツやスイス、オランダなど国際展にも参加し、フランスのガラス工芸を広く紹介する役割を果たしました。

技法と作品の特徴

モランの作品は、色ガラスの重なりや厚みのある造形、柔らかな曲線が特徴です。「ソリフルール(soliflore)」「ドーム型の花器」「球体のベース」など、彫刻的でありながら実用性も兼ね備えたシリーズが特に高く評価されています。また、制作過程で生じる色ガラスの端材をあえて取り入れることで、独特の色彩の揺らぎと自然な表情を作品に与えています。この試みはモランの象徴的なスタイルとして知られています。

コレクション

モランの作品は、ジュネーブ、チューリッヒ、アムステルダム、ミュンヘンなどヨーロッパの美術館・デザインコレクションに多数収蔵されています。工房「La Verrerie du Bout」は、工業製品に押されつつあったガラス工芸の価値を再び見直す動きを牽引し、フランスにおける“手仕事としてのガラス”を再興させた拠点としても高く評価されています。

クロード・モランは、ガラスという素材に新しい詩情と温かみを与えた作家として、今なお多くのコレクターや若手作家に影響を与え続けています。1970年代の自由で実験的な精神を色濃く宿した彼の作品は、フランス現代ガラスの代表例として今日も高い人気を誇っています。