DESIGNER
Ingo Maurer
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ドイツ、ライへナウ生まれ。インゴ・マウラー1950年代にドイツとスイスでグラフィックデザインとタイポグラフィの訓練を積んだ後、1960年代に入り独学で照明デザインの道を歩み始めました。1966年にアメリカで照明デザイン事務所兼生産工房のDesign Mを設立し、初めての自身の作品として照明器具「Bulb」を発表します。この作品は電球の中に電球が入ったような構造デザインで『工業と詩の美しい結合』と評され、華々しくキャリアをスタートしました。「身近な材料からいかに機能を持った美と芸術を生み出すかというコンセプト」「既製品(レディメイド)の美意識」をもとにデザインとアートと照明を融合した独自のプロダクト、繊細なワイヤーを用いたシステム照明「YaYaHo」 や羽の生えたユニークなデザイン「Lucellino」など多様な代表作品を次々と発表していました。40年にわたって型やルールにはまらない自由で感覚的なデザインの照明器具や照明システムを120以上も生み出し、現在彼の作品は世界各地の美術館や博物館に収蔵されています。照明を芸術の領域にまで高めたインゴ・マウラーは「光の詩人」「光の魔術師」と称されています。2019年に87歳で他界されましたが、彼は照明デザインにおいて異例の地位を獲得した世界最大の照明デザイナーです。